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わが国は、『ものづくり』国家と自負し、いわゆる技術立国と自他ともに認めているところであります。道路、鉄道、空港、港湾といった交通関連の技術も世界のトップレベルにあります。高速道路の建設・運用・管理の技術も世界のトップレベルにあると考えております。しかし、これらの基本となる当初の技術は、全て欧米諸国からの輸入で、技術者が改良、改善に努め、今日の技術水準がつくられたわけです。これからは、この技術を輸出する立場になってきております。しかし、一般には改善に要した工法や部品等の部分的輸出が主であり、『高速道路』『新幹線』の総合的技術が輸出できておりません。
それは、国内での技術情報開示の仕組みがない、見本となるモデル路線が建設できていない、ユーザーの意見を吸い上げる仕組みがない、などによるものと考えられます。したがって、技術者の地位が必ずしも高くないわけで、後続の技術者が育つかなどの心配もあります。 これらの課題を解決するためには、「設立趣意書」にもありますように、『一般ユーザーと道路管理の関係をつなぐこと』『ユーザー側の要望、希望を道路管理者側に伝達すること』『高速道路およびその関連施設に関する正しい知識を提供すること』とする本NPO法人の柱となる活動を進めることで、高速道路が安全、快適、高速な交通空間であることを示さなければなりません。 どうか、ひとりでも多くの方に参加して戴き、国民のひとりとして日本の主要な交通技術のひとつである〈高速道路〉を支えて戴きたいと考えています。 |
理事長 田 邦道 日本大学名誉教授 |

